はじめに|静かな森のなかで、いのちに出会う
こんにちは、キタキツネです。
今回は、道東・釧路の郊外にある「釧路市動物園」を訪れました。
北海道最大級の敷地を持つこの動物園は、豊かな森に囲まれていて、まるで“自然の中で動物に出会う”ような感覚がある場所です。
エゾヒグマ、シマフクロウ、アルパカ…
そして、たくさんの想いが寄せられたアムールトラのココア。
静かでやさしい時間の中で、いのちの温もりを感じた一日を、写真と一緒に綴っていきます🦊
西門からのアクセスが便利です(駐車場情報も)

釧路市動物園の正門前駐車場ですが、夏季は障がい者専用駐車場になっています。一般来園者は「西門」からの入園が便利です。
動物園の前を通った先に広々とした一般駐車場があり、100台以上停められます。
階段と、少し急ですがスロープがあるので、ベビーカーでも安心。
初めての方は、西門の利用をおすすめします。
※詳しいアクセス情報は、公式サイトをご確認ください。
2025年春にリニューアル!エゾヒグマ館へ

エゾヒグマ館は、2025年4月にリニューアルされたばかりの新施設。
ガラス越しに、自然風の展示場を観察できるようになっていて、広い敷地の中でヒグマが自由に動き回る様子をじっくり見ることができます。

この日は、ガラスの前には姿を見せていなかったけれど、反対側のコンクリート通路を2頭のヒグマが行ったり来たり。
カツン、カツンと爪が床を打つ音が響いていて、まるで下駄を履いて歩いているような、不思議なリズムが印象的でした。

ふと見上げた瞬間、片方のヒグマが壁に向かって立ち上がりました。
その力強さと大きさに、思わず息をのむほど。
ただ立っただけなのに、こんなにも迫力があるなんて。
アムールトラ・ココアに贈られたたくさんの想い

アムールトラの「ココア」は、2008年に生まれて以来、釧路市動物園で長く愛された存在でした。
2025年6月18日に永眠し、献花台にはたくさんのお花や手紙が並んでいました。
ぬいぐるみや似顔絵なども寄せられ、その生涯がどれだけ人々の心に残っていたのかが伝わってきます。

この檻で、よくお昼寝していたココア。
檻の中には、ココアが使っていた赤いおもちゃがそのまま残されていて、そこにいなくても、たしかに“いた時間”が感じられる空間でした。
ほっと一息、アルパカたちのまなざし

ヒグマやトラの迫力とは打って変わって、やさしくこちらを見つめてくれたのがアルパカたち。
毛を刈ったばかりのすっきりした姿で、のんびりとした時間を過ごしていました。
訪れるたびにこの顔で迎えてくれる気がして、つい「また来たよ」って声をかけたくなります。
空を見上げるような気持ちで、オオワシに会う

大きな木にとまって、静かに羽を休めるオオワシの2羽。
前記事で紹介した、細岡ビジターズラウンジで見た剥製とはまた違う、生きているからこその静かな存在感がありました。
羽ばたいていなくても、どこか誇らしく、そして愛らしい姿です。
ヒグマやシマフクロウをじっくり観察するのに、お気に入りの双眼鏡があると楽しさがぐっと広がります。
木の上のオオワシの細かな羽まで見えると、感動もひとしおです。
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よりみちで出会った、森の番人 シマフクロウ

エゾヒグマ館の近く、小道を進んだ先で出会ったのは、シマフクロウ。
静かな空間に、ひっそりと佇んでいました。
見つめ返されているような感覚になって、少しドキッとした瞬間。
この森の空気を、そのまま感じているようでした。
まとめ|森の動物園で、心がすうっとほどける時間を
釧路市動物園は、ただ動物を「見る」だけの場所ではなく、
静かな森の中で、命と向き合える場所でした。
広々とした園内をのんびり歩いていると、動物たちの鼓動がふっとこちらに届いてきて、気づけば心もやわらかくなっているような気がします。
あなたもぜひ、旅の途中でよりみちしてみてくださいね。
釧路市動物園|基本情報
- 所在地:北海道釧路市阿寒町下仁々志別11
 - 営業時間:
夏季(4/10〜10/14)9:30~16:30(最終入園16:00)
冬季(10/15〜4/9)10:00~15:30(最終入園15:00) - 休園日:年末年始(12/29~1/2)、12月~2月の毎週水曜日
 - 入園料:大人580円/中学生以下 無料
 - 駐車場:西門側に広い無料駐車場あり
 
👉 詳細は 釧路市動物園公式サイトをご確認ください。
※アクセス情報や休園日などは、最新情報をご確認のうえお出かけください。
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