道の駅しゃりから小清水原生花園へ|知床の玄関口でよりみちドライブ(午後前半編)

小清水原生花園の入口と木道 道東ドライブ旅

午後の道を北へ。車窓から吹き込む風は、どこかオホーツク海の塩の香りを含んでいました。
空の青さは濃くなり、遠くに見える水平線が次第に存在感を増していく。
旅の前半を終えた余韻と、新しい景色への期待を胸に、次の「よりみち」へと向かいます。


道の駅しゃり(斜里町)

世界自然遺産・知床の玄関口として知られる道の駅しゃり。斜里の市街地に位置し、知床半島へ向かう旅行者の多くが立ち寄る拠点です。
広場に花が彩られ、ガラス張りの明るい建物が印象的。観光案内所も併設されており、これからの観光ルートを確認するのにも便利です。

道の駅しゃりの外観
知床観光の拠点「道の駅しゃり」。広々とした前庭とガラス張りの建物が迎えてくれます。

館内のショップCOBAKO Shariでは、斜里町のシンボルキャラクター「知床トコさん」のグッズや、環境に配慮したサステナブルな雑貨が並びます。観光地のお土産というより、暮らしの中に根付いた“斜里らしさ”を感じられる品々でした。

道の駅しゃり 館内ショップCOBAKO Shari
「COBAKO Shari」。知床トコさんグッズやサステナブル雑貨が充実しています。

また、隣接するしれとこ屋には複数の土産物店や飲食店が集まり、にぎわいを見せていました。軽食からレストランまでそろっていて、観光バスの団体も利用するほどの利便性。ここで食事や休憩を済ませる旅行者も多いようです。

道の駅しゃり横のお土産施設 しれとこ屋 外観
道の駅しゃりの横にある「しれとこ屋」。お土産店や飲食店が集まる観光の拠点です。

ひとことメモ:知床へ向かう前に情報を集めたい方、食事や買い物をまとめて済ませたい方に特におすすめの道の駅です。


道の駅はなやか小清水(小清水町)

次の寄り道は、小清水町にある道の駅はなやか小清水。国道244号沿いに位置し、オホーツク海や小清水原生花園へ向かう途中の立ち寄りスポットとして便利です。

道の駅はなやか小清水の外観と駐車場
隣にはセイコーマートも。補給や買い足しに心強い立地です。

館内はお土産売り場がにぎやか。小清水のクラフトビールや特産加工品、お菓子など、地域色の強い商品がずらりと並びます。ドライブの合間に立ち寄って、家へのお土産を探すのにぴったりです。

道の駅はなやか小清水のお土産売り場
クラフトビールや特産品など、地域の味に出会える売り場。

新しく整備されたフードコートmawniも注目ポイント。明るく清潔感のある空間で、ジビエバーガーやルバーブを使った創作メニューなど、ここならではの味を楽しめます。席数も多く、幼児のあそび場もあるのでファミリーにも安心です。

道の駅はなやか小清水のフードコート
新設のフードコート。地元食材のメニューと、ファミリー向け設備がうれしい。

小清水原生花園

午後のクライマックスは、オホーツク海と濤沸湖にはさまれた小清水原生花園。春から秋にかけて約40種類もの花々が咲き誇り、訪れるたびに表情を変える自然の宝庫です。

小清水原生花園の入口と木道
看板の先には木道が伸び、花畑や海の景色を楽しみながら散策できます。

入口の木道を進むと、木造の小さな小清水原生花園駅と線路が現れます。観光シーズンには臨時列車が停まり、駅を降りるとすぐに花畑の中へ。鉄道旅とドライブ旅が交差する、特別な場所です。

小清水原生花園駅と線路
電車が来ない時間は線路を渡ることもできます。木造駅舎と線路の風景が旅情を誘います。

展望台に登れば、眼下には濤沸湖、背後には知床連山が広がり、花々が風に揺れる音とともに雄大な景色を楽しめます。

小清水原生花園展望台から眺める濤沸湖
濤沸湖と山並みを一望。季節ごとに表情を変える原生の景観。

さらに展望台から海側に進むと、日本最北の鳴り砂浜へ。足元の砂を踏みしめるたびに“きゅっきゅっ”と音が鳴り、耳を澄ませばオホーツクの波音と重なります。花、湖、海――異なる自然が一度に味わえるのが、この原生花園ならではの魅力でした。

小清水原生花園の鳴り砂浜とオホーツク海
鳴り砂浜の独特の足音と、オホーツクの波音。五感で楽しむ海辺の時間。

ひとことメモ:夏の観光シーズンは駐車場が混雑することも。訪れるなら午前か午後の早めの時間帯がおすすめです。


道の駅スタンプラリー進捗

この午後前半で新たに獲得したデジタルスタンプは、次の2つ。紙のスタンプ帳とあわせてページが増えていくのを見ると、小さな達成感と旅の足跡を残す喜びが広がります。

道の駅しゃりのデジタルスタンプ
道の駅しゃり。知床の玄関口らしいデザインが印象的。
道の駅はなやか小清水のデジタルスタンプ
道の駅はなやか小清水。花と施設をモチーフにしたかわいらしいスタンプです。

まとめと次回予告

午後前半は、知床観光の拠点「道の駅しゃり」、地元色豊かな特産品とフードコートが魅力の「道の駅はなやか小清水」、そして花・湖・海を一度に楽しめる「小清水原生花園」。寄り道ごとに新しい景色と出会い、旅のキャンバスが少しずつ塗り重なっていきました。

次回は午後後半編。網走市「流氷街道網走」から「メルヘンの丘めまんべつ」へ。夕暮れに染まりゆくオホーツクの道を走り、女満別湖畔キャンプ場へ向かいます。


※アクセス・営業時間・休館日・駐車場などの最新情報は、各施設の公式サイトでご確認ください。


旅をもう少し楽しむために

今回のドライブで出会うオホーツクの魅力は、旅先だけでなくお家でも味わえます。
ふるさと納税や宿泊予約を利用して、次の旅や思い出づくりにつなげてみませんか。

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